42歳でラミネートべニアにするまでの経緯
私は10代、20代の頃から、真っ白な歯と、笑うと歯が綺麗に出る方にとっても憧れていました。
若い頃から、何度か審美歯科に相談に行きましたが
- 「歯並びいいからもったいないよ」
- 「芸能人はテレビで見るから白い歯が映えるけど、近くにいたら入れ歯って感じで不自然だよ」
といつも言われて断られていました。ある意味、誠実な歯医者さんですけどね💦
さすがに歯をほとんど削って被せるのは怖いので、ラミネートべニアといって、歯の表面を薄く削って付け爪のようなものを貼り付ける手法が気になっていました。
そして42歳の時、思い切って前歯6本をラミネートべニアにしたのです。1本9万円くらいで6本なので、税金とかかかって60万円くらいだと思います。
やるからには、芸能人のように真っ白にしてください!
と言いましたが、「変だから絶対にやめたほうがいい!」と強く言われ、「では、先生のセンスにお任せします」と言いました。
やっぱ、プロのいう事のほうが正しいので!
先生のセンスにお任せした結果、元々の歯の色とまったく変わらなかった(厳密に言うと若干はトーンアップしてるかもだけど)
ここから先の記事は、先生やクリニックの批判ではありません。
先生もクリニックもいい人でした。
ラミネートべニアにして後悔していること
ラミネートべニアの一番のデメリットは取れやすさ
「取れやすい」とはネット情報で知っていましたが、「自分に限って大丈夫だろう」という根拠のない自信がありました。
が、しかし!
装着直後から何度取れたことか・・・
これが、ラミネートべニアの一番のデメリットでしょうね。
ラミネートべニアが取れるとどうなるか?
貧乏くさいかんじになります。歯の表面を削っているので、元々の歯より若干黒ずんでいるかんじがしますし、その歯だけ、少し凹んだ状態ですからね。
前歯がそんな感じだと、品のないおばさんの出来上がりです。ラミネートべニアが外れると一気に気分が鬱になります。やっぱ、歯は大事です!
ラミネートべニアの付け直しは、お金はかかるの?
頻繁に取れて、その度に作り直してなんてなると、取れるたびに10万円かかって、なおかつ、出来上がりまでに時間を要していたら、気がく狂いますよ。
私はコロナ前まで、ホテル暮らしが多かったりで、九州、東京近郊、名古屋近郊、関西近郊、札幌を飛び回っていたのですが、その時いる地域の歯医者さんでボンドでつけていただいていました。普通の保険診療の歯医者さんで、5,000円くらいで取り付けてくださります。
大分でラミネートべニアにする
大分で外れる
大分で付け直す
三重で外れる
大阪で付け直す
洞爺湖で外れる
札幌で付け直す
そんな感じで、42歳から50歳までの8年間で、7、8回は付け直してもらってます!
ラミネートべニアは、すぐに割れたり欠けたりしないだけありがたいですが・・
大分で装着後、すぐに取れたワケ
装着後にある違和感に気づいたのです。それは、歯と歯の隙間全てがセメントで埋まっているので、デンタルフロスを通せなくなっていたのです。
私は口腔衛生には潔癖で、歯間ブラシやデンタルフロスにイソジンを付けて歯茎や歯の隙間を消毒しています。ですので、歯と歯の隙間がセメントでつながっているのは、私には耐えがたいストレスでした。
ラミネートべニアの施術って歯と歯の隙間をあけないのが正しいの?
そこで、装着したところに相談すると、デンタルフロスを通せるようにしてくださったのですが、その時に、結構な力でガンガン、ゴツンゴツンと処置をされていました。
そのせいか、帰り道に軽食を取るとラミネートべニアが外れ飲み込んでしまったのです。
クリニックに電話すると、その分は無償で作り直してくださりました。
因みに、今通っている歯医者さんは、この先生の施術を見て「綺麗にやってくれてる」とおっしゃってくださりましたよ。
ラミネートべニアで顔が変わった(涙)
口元がゴリラっぽくなった気がしています。自分の歯の表面を少し削りそこに付け爪のように歯をつけるのがラミネートべニアなのですが、元々の歯より、歯が少し厚くなったような気がするんですね、歯が厚くなった分、口元がゴリラっぽくなった気がします。
※実際に厚くなったのかはわかりませんが、主観的にそう感じるという意味です。
実際、話す時に数年は口元がもつれるというか、変な感じがしていたのですが、弟に「なにその話し方、なんか口元変だぞ」と指摘されました。
今は治りましたが、歯の厚さに慣れなかったのかもしれませんね。
(先生の施術が悪いという意味ではありません)
ラミネートべニアにしてから固い物を食べられない
食べられないわけではないのですが、ラミネートべニアが外れるのが怖くて、前歯を使って噛めないという意味です。
それまでは、瓶の蓋を歯で開けられるほど歯が丈夫でした(野生児かい!笑)
実際、三重の四日市に出張中に、骨付きチキンを食べたら、ポロっとラミネートべニアが外れちゃったんですね。。
ボンドが取れかかってくると、何もしていなくても(外圧が加わらなくても)、ポロっと外れることもあるんですけどね💦
ラミネートべニアの貼り付け、実は技術がいるみたい
ラミネートべニアが外れずらくするには、事前の処理も大事みたい。テキトーに付ける先生もいれば、めちゃめちゃ丁寧にやってくださる先生もおられます。
因みに、「テキトーだなあ」と感じた先生は、歯科医がたくさんいらっしゃる大型の歯科クリニックの勤務医のお若い女性の先生でした。説明もなく、事前処理などもなく、ピタっとくっつけて、ハイ終了!みたいな(苦笑)
でもやっぱり、テキトーにつけられた後は、すぐ外れました(泣)
今、通っているところは、親世代の年配の先生なのですが、説明も丁寧ですし、施術もめっちゃ丁寧です。
嬉しかったのは、「取れないように頑張りますね」とおっしゃってくださったことです。この一言でどんなに救われたことか(´;ω;`)
この先生に出会ってから、ラミネートべニア外れたらどうしようという不安がなくなりました。「取れたら先生のところへ行けばいいやっ」という安心感があるからです。
また、事前処理を丁寧にして、付けるときも、何分も指で強く抑えてくださったりと、しっかり付けてくださっているので、安心感みたいなものもありますね。
すっかりこの先生のファンになった私は、歯のクリーニングや、見えないところの銀歯を白い歯に変えてもらったり、他の歯でも通うようになりました。
結論:ラミネートべニアにしてよかったか?
後悔していますよ。
だって、また取れるかもしれないという不安を常に抱えているわけですから。
しかも、口周りも変わった(ゴリラっぽくなった)ような気がしますしね。加齢のせいかもしれませんけどね・・
今更ですが、やはり、持って生まれた歯が一番顔に似合って美しい気がします。
しかも、健康だから固いものも自由自在に噛めますしね。
何と言っても、ポロっと取れる不安がありませんから!
丈夫で歯並びもよかったのに、自業自得ですよね。
しかも、デメリットを上回るほど、白い歯になったかというと、元々の歯とほぼ変わらないですしね💦
とは言え、施術していなかったら、50歳のいまでも、白い歯に対する憧れで悶々としていたと思うんですよね。
また、私は笑ってもあまり歯がでないんですね。それをラミネートべニアで変えたかったのですが、私が笑って歯がでないのは、歯の大きさではなくて、鼻と口の間がお猿さんのように長いからだと最近になって気が付きました。
まったく、無意味で、デメリットしかないラミネートべニア体験記でした。
施術してくださった先生への不満ではありません!
健康な歯を自ら害した自分への後悔ですね。