結論から言うと、YouTubeを適切に利用することでHPのサイトパワー(ドメインランク)を上げたいからです。また、医師や弁護士さんは、Googleの品質評価ガイドラインの中のYMYLに該当するので、動画もブログも圧倒的有利だからです。
圧倒的有利とは、その権威性や国民生活における重要度から、比較的簡単に評価されやすいという意味です。
YouTubeもGoogle傘下なので、サイトが評価されるアルゴリズムと連動しています。
クリニック集患の基本は、内部SEO対策×YouTube(VSEO対策)
私が提案しているのが、症例をHPに書いていくことです。これはSEO対策の中の内部SEO対策に該当します。さらに関連するYouTube動画をつくり、疾患記事の上の方に動画を設置します。そして、YouTubeの概要欄も手を抜かずテキストで情報を伝えます。これがVSEO対策です。
これを長期的に継続していくことで、クリニックHPのサイトパワー(ドメインランク)が確実に強まりますし、実際、高い効果を得ている士業の方もおられます。実はこの手法、Googleが公式に推奨しているSEO対策のベストプラクティスなんです。
具体的な手法は下記にございます。
【動画のSEO】VSEOとは?Youtube(動画)のSEO対策を詳しく解説
この記事を書いた人🐰
楽しく働くドットコム・べるこさん
2013年からIT関連会社を経営。
適格請求書...
クリニックさまに、この内部SEO×YouTube(VSEO)戦略をおすすめするのは、サイトパワー(ドメインランク)を上げる事で、「馬喰横山 眼科」などと、地域と診療科で検索されたときに、上位に表示される確率が高くなってくるからです。
因みに、SEOの基本は、辞典のようなサイトをつくることです。
YouTubeでは何をどう発信すればよいのか?
「関連動画に乗る」ことを狙う
関連動画に乗る方法は、高度な知識が必要だ!などとおっしゃっておられるコンサルタントをお見掛けしますが、そんなことはありません。
シンプルに、人気Youtuberの動画タイトルに寄せることです。人気のあるYoutuberさんや、再生回数が高い動画の関連動画に表示されると、アクセスが桁違いです。
売れている人から学ぶのは、大衆心理を理解する上で大事です。
守破離(しゅはり)という言葉があります。
「師匠の教えを守り、試行錯誤し、自分のスタイルを確立する」という意味で、茶道や武道からきている言葉です。
どんな世界でも、基本の型があるので、うまくいっている方から学ぶというのは大事ですね。
先生に親しみを持ってもらえるように、サムネに表情豊かな先生のお顔を入れ、クリックしたくなるような文言を入れるのが大事。
クリック率を高めるために、下ネタ系のキャッチをサムネに入れるコンサルも多いのですが、知性や品性というのも大事ですので、アクセス稼ぎのために、医師がそこまでやる必要があるのでしょうか?
弊社は、アクセス稼ぎよりも、先生の知性や品性、お人柄を伝え、隠れた魅力を引き出すことを重視しますので、下ネタ系の度が過ぎるキャッチを盛り込んだサムネイルでアクセスを狙うという手法はおすすめできません。
誰かと競争する必要もないですし、何者かを演じる必要もありませんし、派手である必要もありません。
自分に合わないことをなさっても、長続きしません。
「自分に無理することなく、楽しんでやれる」のが何より大事です。
SEO業者がやっていること
Google広告やSEO業者に依頼してサイトを上位表示してもらうことは、一般的なSEO対策ですが、広告を取り下げたり、SEO業者との契約をやめると、直ちにサイトは上位表示されなくなります。因みにSEO業者が具体的にやっているのは、主に被リンクをおくることです。
ライターを使って大量の記事を書きます。例えば、「恋愛どっとこむ」という恋愛に関するブログを一つつくるんですね。で、恋愛に関するニーズのあるキーワードをしかけたサイトを構築します。その中でアンカーテキストで、マッチングアプリの公式サイトなどへ被リンクを送ります。
アンカーテキストとは、「イタグレ服のおすすめは●●●」などと、検索されたいテキストを盛り込んだカタチでリンクを送ることを指します。
このように、お金を払って被リンクをおくってもらうことは、Googleは推奨していませんが、やはり高い効果が出るんです。業者はGoogleにばれないように自然なカタチで大量のブログを運営しています。とは言え、プロが見れば一発で業者のブログとわかります。
Googleが推奨している被リンクは「ナチュラルリンク」と呼ばれるものです。業者にお金を払ってではなく、自然なカタチでリンクを送ってもらえるサイトです。
医師や弁護士さんは、信用力が高いご職業ですので、最もナチュラルリンクをもらいやすいご職業なんです。
ナチュラルリンクの具体例
例えば、美容ブログを運用していて、私がラミネートべニアに関する記事を書いたとします。
導入文に、「ラミネートべニアとは?」という導入文を入れます。詳細説明はめんどうですし、そもそも歯科医ではないので間違った説明をするといけません。そんなときに、歯科医がラミネートべニアに関する説明をしている記事に対して、「ラミネートべニアの詳細はこちらの記事がわかりやすいです」とリンクを飛ばします。あるいは、私がおすすめの大阪の審美歯科はこちら!みたいな感じになるかもしれません。これがナチュラルリンクです。
【体験記】ラミネートべニアで後悔しないために!デメリットの数々をシェア
42歳でラミネートべニアにするまでの経緯
私は10代、20代の頃から、真っ白な歯と、笑うと歯が綺麗に出る方にとっても憧れていました...
クリニックの具体的な内部SEO対策
最も重要であり、見過ごされがちなのが内部SEO対策ですが、クリニックさまに当てはめと、継続的にブログとして症例を書いていくことです。
ただ症例を書くのではなく、ご自身の診療科目に関連する疾患で、なおかつ、検索ニーズに合致するキーワードを適切に盛り込んだ症例を書くことがSEO対策では重要です。
見出しを適切に設置し、見出しが「もくじ」になるよう設定します。さらにdisceiptionと言われる記事の要約を個別につくったり、挿入した画像ファイルも適切なファイル名にし、画像にはAlt属性と呼ばれる、目が見えない方のためのテキスト情報を入れ込む。そして、関連する記事のリンクを貼るなどして内部リンクを巡らせる。
さらにサイトパワー(ドメインリンク)を上げたいなら、関連動画をブログ上部に配置し、動画の内容をテキストで伝えていく(VSEO)必要があります。
YouTubeはGoogleの傘下にあります。しかし、動画自体をGoogleはインデックスできません。そこで重要なのが、動画の内容をテキストでGoogleの巡回ロボットに伝える必要があるのです。これが、動画のSEO対策(VSEO)です。
簡単に言うと
SEOをしかけたブログ記事の上部に、VSEOをしかけた動画を配置する。
これをGoogle検索セントラル(GoogleのSEOに関する公式見解)がベストプラクティスとして推奨しています。
簡単ではありませんが、コツコツ継続していくことで、業者に頼らず上位表示されるドメインパワー(ドメインランク)が強いサイトになっていくのです。
クリニックさまのSNSの利用に関して
SNSに関しては、美容整形や美容皮膚科などは若い女性の利用率が多いInstagramでも効果的でしょう。しかしながら、保険診療の疾患に関しては、必ずしもInstagramやティックトックが効果的とは言い切れません。
保険診療の診療科に関しては、YMYLを重視しているGoogle(独自ドメインのHPや、Google傘下のYouTube)をメインに発信していくことが得策と私は考えます。
SNSを効果的に利用していくこともSEOに影響を与えます。しかし、ここは少し工夫が必要で、XやInstagram、amebloのメインユーザーに好まれる発信をしたり、Instagramでは院内の様子や取り組みを発信するなど、HP内の記事やYoutubeの発信とは少し見せ方を変えるなどしていく必要があります。