峯岸優子先生は、弁護士業務の傍ら、ヨガ講座や、オンラインサロンや、経営者コミュニティなどのビジネスもされていらっしゃいますが、私の元へ来られる方でも、超有名IT企業の海外駐在員、進学校の教員、ドクター、弁護士さんなど、”安定”、“お堅い”などのイメージを持たれているご職業の方で、インターネットを利用した「セルフブランディング」的なビジネスを目指す方が過去11年で数えきれないほど多くいらっしゃいました。
本日お聞きしたかったのは、弁護士の傍ら自分ブランディング的なサービスでも成果をあげておられる峯岸先生から、これから自分を主体としたビジネスを始めようとする方に、
✅ここだけは気を付けたほうがいいですよ。
✅ここを意識するとうまくいきますよ。
✅この法律は知っておいたほうがいいですよ。
✅うまくいかない方にはこういう共通点がありますよ。
などなど、峯岸先生が思う「成功するためのコツ」や、大事だと思うことなどをお聞かせいただけると嬉しいです(*^-^*)
1 自分を主体としたビジネス
私は、弁護士になってから10年間、「勤務弁護士」といって、経営者であるボスの弁護士に給与で雇われていました。その頃のお仕事は、ボスから指示される仕事や区役所とか弁護士会の法律相談の窓口などでたまたま出会った相談者から依頼されるものがほとんどでした。安定的な給与もあるし当初はそれで満足でした。でも、しばらくやっているうちに、ふと疑問に思ったのです。
「事務所に来た仕事」とか「当番だから頼まれる仕事」をずっとやっていていいんだろうか。それだと、事務所や区役所相談という環境に依存することになるのではないか?
私は「私だから」頼まれる仕事がしたい。
指名される仕事をしていきたい。
そう考えて、人脈形成や仕事の幅を広げる工夫を続けてきました。
振り返ると、当時の望みは今ほぼ叶っていると言えると思います。
現在の私のお仕事は、100%ご紹介の案件で、全国各地にお客様がいますし、やりたいお仕事をしています。
ここ数年、世の中の働き方は変わってきています。
YouTuberやTikTokker、会社員が副業をしているケースなども増えています。
それらは環境や所属にとらわれず、自分の魅力や能力をお仕事に変える「自分を主体としたビジネス」をやりたい人が増えているということだと思います。
2 自分を主体とするビジネスを長く続けるには
自分を主体とする、ということはつまり自分の名前や顔を出していく、ということになります。会社とか組織の環境に守られた働き方とは異なり、まさに矢面に立つということですから、あらゆる面で自分で自分を守る必要が出てきます。
お金の面、契約の面、プライバシーの面、メンタルの面、そして適法かどうかなどなど。全て自分で判断して自分で責任を取りながら進んでいかなければならない。そのためには強さ、バランスが必要になります。
以前、新しいビジネスに誘われてやろうとしている方が相談に見えたことがあります。聞けば、それは明らかなネズミ講で違法なビジネスでした。
真面目な雰囲気の方でしたが、知識がないためにそのようなビジネスに手を出してしまえば、刑事罰のリスクはもちろんのこと、周りの人の信頼を全て失うことにもなり、取り返しがつきません。そうならないように強さが必要なのです。
もう一つ大事なのはバランスです。自分の名前でビジネスを始めた以上、多くの人は、相手から評価を受けたいと思うでしょう。そのために、相手の期待を超える結果を出さなければと無理をしてしまうかもしれません。
無理をして結果を出すと、次も期待され、さらに無理をしてそれ以上の結果をださなければならなくなります。そのように自分をすり減らしてしまう人を多くみてきました。
相手に喜んで欲しい、相手のために、という意識が強いひとほど、まずは自分を大事にすることを意識するべきだと思います。
むしろ、自分も大事にできてこそ相手や世の中のためになれるものだと思って、自分と世の中とのバランスを取っていくことも達成すべき課題と考えて欲しいです。
記事監修|峯岸優子 弁護士
(第二東京弁護士会所属)
埼玉県出身・早稲田大学卒業
弁護士業務の傍ら、ご自身も、オンラインサロン・経営者コミュニティ・ヨガ同好会を運営されている起業家でもあるため、同じ経営者目線で経営者の気持ちに寄り添ってくださる、頼りになる先生です。
峯岸優子弁護士の詳細情報
弁護士峯岸優子ドットコム