この記事を書いた人🐰
楽しく働くドットコム・べるこさん
2013年からIT関連会社を経営。
適格請求書発行事業者登録番号 TA5450001010642
YMAA認証マーク取得
薬機法・医療法適法広告取扱個人認証
KTAA認証マーク取得
景品表示法・特定商取引法取扱個人認証
【資格・スキル・経験】
■証券外務員Ⅰ種/英検2級/医療事務2級
■広告運用(Google・FB・Instagram)
■SEO・動画のSEO(VSEO)対策
■SEOライティング
■セールスライティング
■コピーライティング
■html/css/WordPress
■Illustrator/Photoshop/Premiere Pro
■AWS/Ruby on Railsアプリ開発
■インフルエンサーのプロデュース多数
2013年より、WEBアプリ開発、LP制作、オンライン講座・オンラインサロン構築など、企業さまやインフルエンサーさまのプロデュース業に携わって参りました。企画開発だけではなく、構築から運用までをワンストップでサポート。広告運用から内部SEO対策、動画のSEO(VSEO)対策込のYouTube運用に定評あり。大手WEBメディア・出版社さまからの執筆依頼多数あり。
モットーは、「秘密厳守とコンプラ遵守」。お客さまの魅力を引き出し、輝かせることが何よりの喜びです。
この記事を一通りお読みいただくことで、LINE公式アカウントとLステップの違いや、LINE公式アカウントで出来ること、無料プラン内で使えそうか?など、🔰超初心者さまでも、LINEを使ったビジネスの概要と注意点がわかるような記事となっております。
LINEをビジネスに使ってみたいと思っても、「なんだかよくわからない」という方も少なくないのではないでしょうか?
その理由の一つとして、似たような名称のサービスがあるので混乱を招いているのかもしれません。
そこで、まずは、Lステップ・LINE公式アカウント・LINE@の違いを押さえておきましょう。
まずは、「Lステップ・LINE公式アカウント・LINE@」の違いを知ろう!
- LINE公式アカウントは、チャットの他に一斉配信や、ステップメール、友達登録者に自動で挨拶メールを送る事ができるビジネス向けのLINEです。
ステップメールとは、登録直後はこのメール、1週間後にはこれを流すというように、予め設定して自動でメールを配信することです。
- LINE@は、LINE公式アカウントの旧名称(2023年3月に名称変更)
- LステップはMAツールで、LINE公式アカウントの機能を拡張したもの。利用するには、LINE公式アカウントを持っていることが前提です。
\要点まとめ/
💎LINE@は現在LINE公式アカウントに名称が変わったので、これらは同一のものです。
💎LINE公式アカウントとLステップの違いは、LINE公式アカウントの機能の拡張版がLステップで、LステップはMAツールとしての機能が備わっている。
MAツールとは?
MAツールのMAは、マーケティングオートメーションの略で、簡単に言うと、見込み客を獲得しリードへ育成するための支援ソフトです。MAツールと似たようなソフトにはSFA(営業支援ソフト)とCRM(顧客管理ソフト)があります。
- MA 見込み客の獲得~リードへの育成
- SFA 商談の管理
- CRM 顧客の管理
ちなみに、見込み客はまだ商品に関心は示していないけど、潜在的なニーズを持っているであろう人を指します。リードは見込み客から一歩すすみ、商品に関心を示している状態の人を指します。
見込み客 | 潜在的なニーズを持っているであろう人 |
---|---|
リード | 商品(サービス)に関心を示している人 |
MAでできること
LINE公式アカウント(旧LINE@)はビジネス向けのLINEで、LステップはLINE公式アカウントの拡張版であり、見込み客をリードに育成するマーケティング機能も付いたMAツールとしての機能が充実しています。
データの統合 | 集めたデータを一か所で管理 |
---|---|
セグメント化 | 例えば、流入経緯や、ステップメールの反応別に区分けするなど、見込みを階層化し、そのセグメントに応じたアプローチができる |
データの分析 | 集めたデータからペルソナを炙り出す |
配信の一元化 | あらゆる配信を一か所でできる |
Lステップの細かなセグメントの例
💎Twitter経由でLINE公式アカウントに登録し、ステップ配信を2回目まで見た男性。
💎Instagram経由でLINE公式アカウントに登録し、ダイエットメニューに興味のある女性。
💎動画を視聴してくれた人。
💎お試しセットを購入してくれた人。
💎アンケートに答えてくれた40代男性。
ライン公式アカウントでも絞り込み配信(セグメント配信)はできますが、Lステップだと更に自由度の高い絞り込み配信を行えます。
下記の表はLINE公式アカウントのものですが、MAツールもつけたいからLステップにしたい!となると、料金がお高くなります。
LINE公式アカウントの月額利用料
© LINE Corporation様より画像引用:【重要】LINE公式アカウント 料金プラン改定のお知らせ|LINE for Business (linebiz.com)
Lステップの月額利用料
因みに、Lステップの一番お安いプランで月に5,000通までの配信が可能で、月額2,980円となります。
スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
---|---|---|
2,980円/月 (月5,000通まで) |
21,780円/月 (月30,000通まで) |
32,780円/月 (月50,000通まで) |
Lステップの詳細をさらに知りたい方は公式ページをご覧くださいね。
Lステップを使うためには、LINE公式アカウントを持っていることが大前提でしたよね?
LINEでは、Lステップの毎月配信できる通数と、LINE公式アカウントの通数を揃えることを推奨しているんです。
そうなると、けっこうな金額になってしまうんです。
例えば、LINE公式アカウントは一番お高いプランでも月に30,000通までしか配信できません。Lステップのプロプラン(月に50,000通)に通数を合わせるとなると、追加メッセージを購入する必要が出てくるんですね。
ざっくり言うと、Lステップのプロプランを使いたいなら、毎月32,780円ではなく、毎月115,280円(Lステッププロプラン+LINE公式アカウントスタンダードプラン+通数が足りない分の追加メッセージ費用)かかるということなんです。
ですので、使いこなせそうか?コスパはよいのか?など、自分のビジネスに本当に必要なのか?じっくり検討してみてくださいね。
LINE公式アカウントでできること
無料で利用できるプランがある
個別のチャットはカウントされませんが、それ以外のメッセージであれば月に200通まで無料で配信可能です。
💎登録者50人なら、月に4通までが無料(4通/月×50人=200通)
💎登録者100人なら、月に2通までが無料(2通/月×100人=200通)
月に2通~4通程度の配信で、登録者がまだそんなにいらっしゃらない場合であれば、無料のプランでも特に問題なく使えるかと思います。
メッセージの一斉配信
あいさつメール
お友達追加後に流すメッセージは「通数」にカウントされません。あいさつメールでは、動画や音声も可能ですし、クーポンの配布も可能です。
メッセージ配信
今すぐ配信もできますが、日付を設定することも可能です。また、ターゲットを絞っての配信もできます。
ステップメール
「登録から3日後にはコレを流し、2週間後にはコレを流す」のように、予め設定して自動で流すのがステップメールです。
ポイントカードが発行できる!
LINEでは「ショップカード」と呼ぶのですが、要するにポイントカードが発行できちゃうんですね。これはほんと便利!新規顧客を増やすためにも、リピートして頂くためにも使える機能ですよね。
広告をかけられる!
管理画面から簡単に広告をかけられるので便利です。お友達を増やしたい方は、広告を利用するのもよいかも。
個別にチャットや無料通話ができる
チャットの注意事項と設定
こちらは「通数」にはカウントされませんが、顧客とのチャットの履歴は消えてしまうので、定期的にCSVでダウンロードしておく必要があります。
また、チャットのお問合せには、対応日時を設定できるので便利です。
便利な機能「通話リクエスト」
勝手に電話されると困ってしまう場合は「通話リクエスト」機能を使うと便利です。お客さまとのチャットに通話リクエストのリンクを送ります。
その際にリンクの有効期限を30分までに設定することができるんです。
メンバーシップ(サブスク)も運用できちゃう!
LINE公式アカウントのメンバーシップ機能とは、認証済アカウントかターゲットリーチ200以上で、審査を通過した方が利用できる機能です。
売り上げから手数料(Web決済の場合は売上金の10%、App内課金の場合は売上金の35%)を引いた分が運営者の口座に振り込まれます。
メンバーシップの詳細はLINE公式ブログのこちらのページから
認証済アカウントとは?
申請して審査を通過したら、下記のようなバッジがつきます。バッジがつくことで、検索にも上がるというメリットがあります。認証済アカウントにすることで得られるメリットは他にもたくさんあるので、LINE公式アカウントは認証済アカウントにするのがおすすめ!
© LINE Corporation様より画像引用:「認証済アカウント」とは?|メリット・申請方法|LINE for Business (linebiz.com)
認証アカウント取得にかかる費用
LINE公式によると、申請も審査も費用はかからず、認証済みアカウントを開設したことによって費用が発生することもないとのこと。無料なら、バッジ付けたほうが信頼性があがるのでよろしいかと思います。
ターゲットリーチとは?
LINEではターゲットリーチという言葉がよく使われますが、これは単に友達数を指すのではなく、友達-(ブロック数+属性不明な人)という意味になります。
属性不明な人とは?
LINE公式アカウントにおけるターゲットリーチで、”属性不明な人”とは、属性に関するデータがLINE上で不明瞭なユーザーグループを指します。例えば年齢、性別、趣味、職業などが把握できない、もしくは十分な情報が得られないユーザーです。
まとめ
LINE公式アカウントとLステップの違い、注意点、LINE公式アカウントで出来ることをまとめましたので、要点を押さえておきましょう。
LINE公式アカウントとLステップの違い
✅LINE公式アカウントは、旧ライン@のことで、ビジネス仕様のLINEである。
✅LステップはMAツール機能を備えた、LINE公式アカウントの拡張版で、セグメント配信ができる。
注意点
✅LステップはLINE公式アカウントを持っていることが前提。
✅Lステップは一見するとさほど高くなく見えるが、LINE公式アカウントと通数を併せることが推奨されており、結果として月額利用料が高額になるので注意する。
✅顧客とのチャット履歴は消えてしまうので、定期的にCSVでダウンロードしておく。
LINE公式アカウントでできること
✅無料プランは、月に200通まで配信可能で、まだ友達数が少なく毎月の配信数も少ない人向け。
✅認証アカウント(バッチあり)は無料でつくれる(但し審査あり)。
✅一斉配信、ステップメール配信ができる。
✅「ショップカード」と呼ばれるPOINTカードを発行できる。
✅条件をクリアし審査も通過すれば、メンバーシップ(サブスク)もつくれる。
✅管理画面から簡単に広告をかけられる。
✅個別チャット&初回挨拶メールは、通数にカウントされない。
✅初回挨拶メールでは、動画も音声もクーポン配布も可能。
✅チャット可能な営業時間を設定できる。
✅電話機能を使いたいが、いつでもかつでも電話されると困る人は「通話リクエスト」という機能を使うと便利。
自分に合う合わないもあると思いますが、便利な機能が盛りだくさんですので、アイデア次第では自分に合った使い方もできそうです。まずは、無料のコミュニケーションプランでちょっと遊んでみるのもよいかも!